インテル提唱のNUCはパソコンのハードのあり方を変える

インテルが提唱しているNUCという規格はこれまでのパソコンとは違った価値を提供します。ハードもあり方が変わってしまい新しい方向が示されるでしょう。今はベアボーンキットとして発売されていますが、なんといっても筐体がとても小さいことが特徴です。CPUとマザーボードは最初から一体になっていて、メモリやSSDを追加するだけでマシンが完成するようになっています。光学ドライブはもう必要がなくなるのでしょう。あまりに小さいので液晶ディスプレイの背面に設置して一体型パソコンのようにしてしまう事が可能です。これだけ小さいと置く場所に困ることはなくなるでしょう。普通の液晶テレビと組み合わせてしまうこともできます。もうパソコンとしてのカタチにはこだわっていないような感じもするのです。
ウルトラブックやタブレットなど据え置き型のパソコンでなくてもインターネットの閲覧やメールの確認は出来てしまいます。家の中でもワイファイが普及してきてこれらのデバイスが無線でつながることも当たり前になってきました。このままではパソコンのカタチはなくなっていくのかもしれないですね。自作マニアとしては自分の趣味でマシンを組む楽しみがだんだん奪われていきそうで寂しい限りです。NUCではCPUはマザーボードに直付けとなる仕様なので自分で組み合わせを選ぶ自由はありません。楽しみは減ってしまいますが、これまではこんなに小さくてここまで高性能なパソコンは作れなかったので、ダウンサイジングの良さを楽しむことができます。
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